384 MB RAMで十分動作するLinux Mint 20.2 LXDE版をインストール!!










省エネかつ高速に動作するLXDE版のLinux Mint を日本語化しました



Linux Mint 20.2 LXDE版は、非公式なエディションですが、Germany(ドイツ)のLinux Mintのコミュニティでビルドされたものです。今回リリースされたLinux Mint 20.2 Umaに合わせているので、2025年まで使うことができるLTS(長期サポート版)です。

ダウンロードは、Linux Mint ドイツ語ユーザーフォーラムから行うことができます。

https://www.linuxmintusers.de/index.php







何とそこには、

Systemanforderungen:

384 MB RAM (1 GB empfohlen für eine komfortable Nutzung)
15 GB Speicherplatz (50 GB empfohlen)
Grafikkarte mit einer Auflösung von 1024×768 Pixel (Bei niedrigeren Auflösungen: Man kann Fenster mit Alt + gedrückter linker Maustaste beliebig verschieben)
DVD-ROM-Laufwerk oder USB-Anschluss

どうやら、 384 MB RAM で動作するようです。

これは、古いコンピューターでも軽快に動作するの違いないと思いました。

実際、この記事もLinux Mint 20.2 LXDE版で書いていますが、サクサク動作しています。

Linux Mint 20.2 LXDE版のインストールと日本語化



1. インストール

インストールメディアは、USBメモリーで作成するのが一般的なようですが、僕はいつも100円ショップで買ったDVDを使っています。

どちらでもかまわないと思います。

インストールメディアからブートすると、下記のような画面が現れます。




ここで、すかさずTABキーを押して、

Locales = ja_JP

Layoutcode = jp

とします。

ここからは、通常のインストーラを使用してのインストールになります。

しかし、結論から言うと、途中経過は日本語で進行し順調したが、結果はメニューがドイツ語版になってしまいます。

順番に説明していきます。

a ようこそ

一番下にある日本語が選択します。




b キーボードレイアウト

英語版になっていますので、日本語へ変更します。




c インストールの種類

一番、悩む項目でしょう。

僕は、他のPuppyLinuxやantiXなどと共存させて、マルチブート環境を構築しているので、

一番下の「それ以外」を選択します。




d インストール準備

パーテーションをダブルクリックするか、一番下にある「変更」をクリックし、インストール先を自分の環境へ合わせて設定します。

僕は、いつも下記のように設定しています。

・利用方法 : ext4

・初期化 : する(他のフルーガルインストールしたOSがあるときにはしないにします。)

・マウント : /




e. どこに住んでいますか

タイムゾーンを選択します。Tokyo で良いと思います。




f あなたの情報を入力してください。

下側にある「自動ログイン」をチェックすると、パスワード入力なしでログインできます。僕は「自動ログイン」にはチェックを入れません。 後は、個人情報を入力します。




g Linux Mint へようこそ

インストール中です。しばらく待ちます。




h. 完成

インストールが終了しました。




2  日本語ロケール設定

いつもなら、これで、日本語表記になっているはずですが、再起動してみると、日本語でインストールしたはずなのに、メニューがドイツ語になっています。

a Einstellugen / Sprachen

言語設定は「設定」の中の「言語」にあります。青いアイコンから「Sprachen」を開きます。そうすると、「言語」だけが日本語に設定されています。

Menu : Einstellugen / Sprachen




そこで、「地域」と「時間書式」を日本語へ追加設定します。その下の「システムのロケール」も日本に設定します。




さらに、次に一番下の「言語サポート」を開き、事前インストールされている不要なロケールを、ドイツ語もろとも全て削除して、日本語だけにします。




下記は日本語だけになった様子です。




これで、やっと、メニューが日本語表記になりました。

最終的な「言語の設定」の画面です。




これで、ようやく日本語表記になりました。




3 日本語入力の設定

日本語入力の設定は「Synaptic パッケージマネージャ」を起動して「fcitx-mozc」をインストールすることで、実現できました。




下記のように日本語入力ができるようになりました。



4 小さなことですが

小さなことですが、Menuの表記をみると、uの字にウムラウトがついています。

まったく機能に関係ないものの、ちょっと気になりました。

少し、調べてみると、これは画像で、

/usr/share/mint-lxde/images/mintmenu_mate.png がドイツ語表現になっているためです。

そこで、




これを、画像編集ソフトで修正しました。




これで、すっきりしました。

5 WPS Office の導入

このLinux Mint 20.2 LXDE にはデフォルトでLibre Office が導入されているのですが、あえて WPS Office を導入しました。

こちらの方が、サクサク動作する気がしているからです。




WPS Office のダウンロード、日本語化ファイルは下記からダウンロードできます。

だんだん、WPS Office のダウンロードできるウェブサイトが少なくなっているので、今のうちに保存した方が良いかもしれません。

WPS Office のダウンロードリンク




日本語化ファイル




以上が僕のやったことのすべてです。