Emmabuntus DE3 1.04のコンセプトを見習おう!



Emmabuntü は France(フランス)発の、DebianのStableに基づいたLinuxディストリビューションです。

そのコンセプトは素晴らしく、使用済みコンピューターの再利用化を簡素化するために開発され、コンピューターやハードウェアの寿命を延ばし、原材料の過剰消費によって引き起こされる無駄を軽減するという考えにもとづいているのです。

Emmabuntü は古いコンピューターを再利用できるように、リソースを適度に軽減させいて、 よく使用するアプリケーションを起動するためのDockランチャー、メディアコーデックの簡単なインストール、簡単なセットアップなどの最新機能を搭載、多くのコンピューターで動作する、安定した信頼性の高いシステムになっています。古いコンピューターでも十分動作するように設計されたディストリビューションです。

さらに、Emmabuntüはセキュリティーにおいても、Linuxの信頼性と堅牢性を備え高度な機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護できるようになっており、プリインストール済みの専用のアップデートツールでシステムは常に最新の状態を保持し、ユーザーは安心してコンピューターを使うことができるのです。






現在の僕のEmmabuntüのデスクトップです。ドックは起動しないように設定しています。




Emmabuntus DE3 1.04のダウンロード



Emmabuntus DE3 1.04は下記のリンクからダウンロードできます。

https://emmabuntus.org/




Emmabuntus DE3 1.04のインストール

インストールは、Debianそのものなので、ここでは省略しますが、インストールのときに日本語が選択できるようになっているので、困ることはないと思います。

日本語入力の設定

ただ、日本語表示は最初から設定されているものの、日本語入力は、現在の状態ではできません。

ただ、何も心配することはなくて、下記のようにターミナルを起動して、入力するだけで日本語入力ができるようになります。

$ sudo apt-get update

$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc

ここで、一度、ログアウトまたは、再起動すれば、日本語入力ができるようになっていると思います。

デフォルトで導入されているLibreOffice Writerで確かめてみました。




注 意

インストールしたばかりの Emmabuntü では、ユーザーが oem となっています。

ログアウトした場合は、パスワード oem としてログインする必要があります。

任意のユーザーを追加したい場合は、「システム」→「ユーザーとグループ」から作成して、ログインすれば良いでしょう。




あとがき



Emmabuntü は、アプリやツール類が充実していて、インストール後に即戦力で使える 軽量の32bit OS、しかも、古いコンピューターの再利用を理念にすえているなど、しっかりしたコンセプトをもとに設計されたOSといえます。

日本もまだ使えるコンピュータを使い捨て、ユーザーに次から次へと、新しいコンピューターを購入させるような仕組みは、そろそろ見直した方が良さそうです。